改正FIT法で認定取り消し全国で45万件超!

改正FIT法が今年の4月1日に施行され、「未稼働案件」対策が盛り込まれました。
今までの制度では、先に認定を取得してその後に電力会社へ接続申込みを行う仕組みでしたが、認定を取得しても、実際には建設をしないで設備の価格が値下がりするのを待つという案件が非常に多くありました。

改正FIT法では、既に認定を取得している発電所も2017年3月31日までに系統接続契約ができない案件は、認定が失効されます。


(出展:経済産業省)

太陽光発電の認定を失う案件は全国で約45.6万件、出力ベースに換算すると2766万kWになります。
平成28年6月末時点で認定されている案件数が約315万件あるので全体に15%弱が認定取り消しになったことになります。


(出展:経済産業省)

地域別にみると最も失効数が多くなる見込みなのが関東(東京電力管内)で12.5万件、次いで九州が10.2万件、中部が7.0万件となっています。

正直これだけ認定取り消しがあるならその権利を譲ってほしいですね。。。
譲ってくれれば太陽光パネルを設置してしっかり発電するんですけけどね。もったいないです。

実際にパネルを設置できそうにない場所でも申請だけしているというのもあるんだとは思いますが。
どちらにしても空申請が多かったということがわかったので制度的にはこれで良かったんだと個人的には思っています。