北海道と札幌市が補助金をだして、雪を克服する追尾式両面発電の実験が始まるようです。
両面発電は効率をアップさせるための技術として以前から興味があったのでとても気になる情報です
北海道は日照量は平均より多いようですが、雪が積もるエリアが多く日照量のわりには太陽光発電が増えていないのが現状のようです。
そこで2種類の技術を組み合わせて、発電効率20%超えるシステムを構築する実験があ始まりました。
一つ目の技術は追尾技術です。

太陽の向きに合わせてパネルの角度を変えることが可能で、降雪時にはパネルを垂直にして雪を落とすことが可能なようです。
二つの目の技術は両面発電技術です。
パネルの両側に受光機能を搭載したパネルで地面からの反射でも発電することが可能になります。
積雪時は雪の面からの反射はかなりあるので雪が積もった状態でも十分な発電量を稼ぐことが可能になります。
(スキーやボードをする方はわかると思いますが、雪からの反射で日焼けをしてしまうくらいなのでかなりの反射光が実際はあるのだと思います。)
この二つの技術を合わせることで発電量は通常の1.68倍程度になるようで設備利用率は20%を大きく超えるようです。
追尾と両面をそれぞれ実験を行っている施設はあるようですが両方というのは初の実験のようで、どの程度発電量が増えるのかはしっかり着目していきたいと思います。
あとはコストVS発電量の問題でどんなに発電量が増えてもコストがそれ以上に掛かってしまっては事業としては採用できないの今後はコストダウンの検討も必要になっていくのかと思います。
どちらにしても実験内容はとても興味深いので今後もウォッチしていきます。