意外と知らない発電の種類や仕組み、発電コスト
今回はいろいろある発電の方法について記載してみたいと思います。
発電と一言でいってもいろいろな種類があり、このサイトで取り上げている太陽光発電はどちらかというとまだまだ小規模な発電となっています。
知っているようで知らない発電方法の種類とその簡単な仕組みや現在の発電コストについて整理しておこうと思います。
本やネット上の情報からまとめてみました。
以下各種発電方法について記載しますがデータは2016年初の段階でのデータなので現在は若干変わっているかもしれません。
【太陽光発電】
『発電コスト』
約29.7円/kWh
『特徴』
ご存知の通りエネルギーは太陽光なのでゼロ円で調達可能ですが、値下がりしたといってもまだまだ初期投資にコストがかかる
『発電の仕組み』
太陽光パネルが光を浴び、光電効果で電子が飛び出し、それを集めて電流を取り出して利用するのが太陽光発電の仕組みである
【石油火力発電】
『発電コスト』
約22円/kWh
『特徴』
環境にはとても悪い発電方法も発電コストも安くないので実はメリットはあまりない発電方法といえる
『発電の仕組み』
石油を燃やして水を熱して、その際に発生する水蒸気でタービンを回すことで発電機の動力とするのが石油火力発電の仕組みである
【石炭火力発電】
『発電コスト』
約9.5円/kWh
『特徴』
今後当分は枯渇する心配の無いエネルギーで大気汚染も改善され、優良な低コスト発電方法といえる
『発電の仕組み』
石油火力発電とほぼ同じで燃やす燃料が石油が石炭に変わっただけの仕組みである有害物質も90%以上除去できる技術が確立されている
【ガス火力発電】
『発電コスト』
約10.6円/kWh
『特徴』
火力発電の4割を占める低コストな優良火力発電である
『発電の仕組み』
こちらも基本的には石油火力発電とほぼ同じ仕組みで石油がガスに置き換わった仕組みである
【水力発電】
『発電コスト』
8.2~13円/kWh
『特徴』
発電効率が非常に高くコストパフォーマンスが高い発電方法である。二酸化炭素の排出はゼロで資源も枯渇しないが、大型のダム式発電所を建設時は環境に与える影響が大きい
『発電の仕組み』
水を高いところから低いところに流し、その途中で水車を回しその動力で発電機を動かす仕組みである
【地熱発電】
『発電コスト』
9.3~11.5円/kWh
『特徴』
最も環境に優しい発電方法の一つである。本当に地熱があるかの調査は時間と費用が必要だが初期費用やランニングコストは比較的に安価である
『発電の仕組み』
地熱で発生する水蒸気でタービンを回して発電機を動かす仕組みである
【バイオマス発電】
『発電コスト』
17~32.2円/kWh
『特徴』
コストを下げるのは難しいが、最もクリーンな電力なり得る。しかし安定したエネルギーの確保が難しくコストも高い
『発電の仕組み』
各種廃棄物などを燃料として燃やし、その蒸気でタービンを回して発電機動かす仕組みである
【原子力発電】
『発電コスト』
8.9円/kWh
『特徴』
事故がなければ最も低コストで優れた発電方法であるが、個人的には安全が確保されるまでは他の発電方法で発電していけるようにした方がよいと思っている
『発電の仕組み』
核分裂のエネルギーでタービンを回して発電機を動かす仕組みである。ただし、核分裂が非常に危険を伴うことはみなさんもご存知の通りである
このように一言で発電といっても様々な方法があり、コストや特徴も大きく異なります。
原子力発電以外の発電方法は全て新電力の電気の購入先として選択することが可能です。
後日様々な新電力の紹介と共にどの発電方法から電気を調達している新電力かも記事にしていこうと思います。