産業用太陽光発電のメリットとして、売電収入はもちろんですがグリーン投資減税も活用方法によってはメリットの一つになります。
法人ではなく、個人の場合は事業として認められるかで変わってきます。

税務署の判断によるところが大きいみたいですが、50kw規模を実施して青色申告をしていれば事業規模として認められる可能性も高いと思っております。(税理士さん、税務署に相談するのが確実です)
フェンスを設置しているなど設置の条件もいろいろあるようです。
そこでサラリーマンで50kW規模の低圧発電所を実施している場合のグリーン投資減税の使い方を考えてみたいと思います。
サラリーマンで青色申告を行っている場合、100%即時償却と30%の特別償却があります。
例えば2000万円で設備を導入した場合、100%即時の場合は2000万円を初年度償却、30%の場合は30%+普通償却分ということなので700万円~800万円強が初年度償却になります。
もちろん初年度償却してしまった分はそのあとの償却分が減るので合計の償却が増えるわけではありません。

しかし、最初にキャッシュを得ておくことにより次の投資に資金を回したり融資を受ける際の評価も高まったりします。また、今後所得が減る可能性がある人は最初に償却しておくという手段も選択肢の一つだと思います。
私は、30%の特別償却を選択しようと考えています。(税理士さんと今後相談ですが)
これによりサラリーマンの所得と合算になり、所得税の還付と次年度の住民税をほぼ0にすることができます。それでも赤字分(償却により赤字)が残る場合は3年間は繰越が可能です。
ケースバイケースでどの選択がベストかは人によって様々ですが、選択肢はいろいろあるので年末に向けて検討してみるといいかと思います。