個人事業主が今(12月)からできる節税対策
12月も後半に差し掛かってきました。
この時期になると気になるのは申告についです。申告した後についてくるのが納税です。
税金についてもしっかり考えないと事業はうまくいかなくなのでこの税金は意外と重要です。
今日は個人事業主が12月にできる節税対策について考えてみます。
税金を減らすには、売上を減らすか経費を増やすか控除額を増やすしかありません。
売上を減らすのは本末転倒なので意味がないので、節税という意味では、経費を増やすか控除額を増やすかになります。
この時期まできてしまうと控除額を減らすのは間に合わない可能性が高いです。
控除額を増やす方法としては、小規模企業共済や青色申告特別控除や生命保険料控除などがありますが、この時期からではどれも間に合わないです。
そうなると経費を増やすしか方法がありません。
経費には水道光熱費、旅費交通費、通信費、接待交際費、修繕費、消耗品費、地代家賃、交際費などがありますが、この中で即効性がありそうなものは、消耗品費と交際費です。一部旅費交通費も活用ができる場合があります。
消耗品費とは、個人事業主の場合は基本的には10万円未満の備品のことです。
(青色申告をしている場合は10万円以上30万円未満も全額経費として認められます。)
たとえば、除草剤を買っておくとかデータをまとめるPCの紙やインク、さらにはPC本体やプリンターを買っておくのもOKです。
今後買い換える予定があるものを先行で買っておくというものです。
来年より今年の方が所得が多くなりそうな場合は今年中に買っておいた方がいいです。
そういう意味では、賃貸に住んでいる方は、家賃の年払いで今年の経費を増やすことなどもできないことはありません。ただしこれは、あくまでも今年だけ経費を増やしたいという特殊な事情の時の方法です。
年末なのでいつもお世話になっている業者を招待して忘年会をして交際費を使ったり、遠方で購入を検討している物件を見に行くことで旅費交通費を使うことなども可能です。
このように即効性のある経費の増やし方は年末でもいくつかあります。
ただし、気を付けないといけないのが経費を増やして利益を減らすのは事業運営と反対のことをしているということです。
やりすぎてしまうとなんの意味もないのでバランスが重要になるのでご注意ください。