円高が太陽光発電事業に与える影響
ニュースでも大々的に取り上げられておりますが、イギリスがEUを離脱することが決まりました。
これによって、今後日本は円高・株安がじわじわと進んでくると思われます。
円高が太陽光発電事業に与える影響について考えてみます。
『海外産の機材の値段が下がる』
海外産の機材は輸入をしているので円高によって価格が下がることが予想されます。
これによって、発電コストもさらに下がることになります。買取価格が年々下がっておりますが発電コストが下がることでもう一度ラストチャンスが訪れる可能性があります。
『デフレが進んで実質の売電額が増える』
円高・株安が進むことでデフレが進む可能性も十分考えられます。
デフレが進むとお金の価値が上がることになります。
太陽光発電の買取価格はインフレ率に関係なく20年固定価格で買い取ってもらえるので、デフレが進むと売電額の価値は上がる事になるのでもしも太陽光発電だけで事業を行っている方がいたとするとデフレはお得ということになります。
今回のイギリスのEU離脱は歴史的な大きな出来事だと思います。今後いろいろと日本にもよくない影響もでてくる可能性もあります。
しかし、歴史的な大きな出来事があった時には大きなチャンスも訪れることになるのでそのチャンスをしっかり見極める目を持っておきたいと思います。
私は太陽光発電の事業環境は、非常に良くなってきていると感じています。
マイナス金利でローン金利は低下しているし、円高で海外のパネルは安く買えるし、初期導入から2、3年が経過し銀行から信頼を得やすくなっているし、私の場合は太陽光発電事業地の担保価値も上がったし、そして法律改正になっても36円、32円の価格は維持できる。
今後2、3年でパネル価格はさらに下がると予測されるため、土地購入、整地、架台設置までは進めていますが、パネル購入は時期を遅らせようと考えています。
私はメリットデメリット、2つあると思います。
メリットは調達コストが下がることだと思われます。
円高のみならず、イギリスがEU離脱となると炭素税の問題がでますから
イギリスがますます再エネに投資する可能性が高いです(現状でも10メガ以上の発電所計画が普通だそうです)
そうなると相乗効果で部材が下がりますし、EU、イギリスの経済が停滞すると再エネへの供給も減ります。その分日本に力をメーカーも入れざるを得ません。
デメリットは簡単です。
日本が不況にまた陥ったときに、年利10%でまわす事業があったらどうでしょう?
参入できたひとは万々歳です。
ですが参入できず、負担だけ押し付けられた方たちの不満は・・・。
買取価格の削減や期間の縮小などが考えられます。
その対策は1つです。過積載型増設です。
メーカーのシステム保証10年保証は消えるでしょう。
でも、回収を早めないとリスクばかりが
増加します。
ライパチ様
コメントありがとうございます。
海外産のパネルをと考えている場合は少し待つのもいいかもしれませんね。
ラストチャンスがきますね!
通りすがり(鬼)さま
コメントありがとうございます。
既に20年の契約している案件の買取価格の削減や期間の短縮はさすがにないのではと思っています。
それをやってしまうと破綻する人がかなりでてくるので。
ただ、早めに回収しておいた方がよいのは間違いないですね。
>既に20年の契約している案件の買取価格の削減や期間の短縮はさすがにないのではと思っています。
国の想定は20年だったけど,価格低減が進んでいたから、連系が遅らせていた案件は
圧縮なんてのはありそうです。すでに制度として予定されてますからね。
それが、稼動済みにまで及ばない可能性はゼロではありません。
特に10年経過したら投資回収できたでしょ?なんてやられたら酷いことになりますね。
あと3年という数字がいやらしいです。実は太陽光発電は法定耐用年数(=減価償却期間)が17年です。3年削減、ありうると思いません?