太陽光発電の売電額を増やす「3つの手法」とは?

今日は、インターネットで面白いニュースを見つけたので紹介したいと思います。
その記事とは、「太陽光発電の売電収入を増やす3つの方法」というものです。
既に売電をしている方たちは最も気になる点だと思います。私も思い切り食いついてすぐに読んでしまいました。

その3つの手法は以下と記載されていました。
①蓄電池の設置
②パワーコンディショナー(PCS)の省エネ
③太陽光パネルの洗浄

まず個人的には残念ながらこの3つでは低圧発電所の場合はほとんど効果がないのではと思っております。
ただ、全く効果がないわけではないので、どういう理屈で売電額をアップさせるかは記載したいと思います。

①蓄電池の設置
蓄電池の設置は基本的には過積載との組み合わせで売電額をアップさせることになります。(出力抑制時の電力もためることが可能)
過積載でピークカットされている分を蓄電池にためて夜間に売電することで、ピークカットの分も売電できるようにするという理論です。
これは、相当量のピークカットがある発電所でないと蓄電池代を回収することができないので、高圧で過積載をしている案件に有効だと思います。(10倍過積載+蓄電池なら低圧でもかなりの売電量になります。)

②パワーコンディショナー(PCS)の省エネ
これはパワコンの熱を抑えて省エネすることで売電額を増やすというものです。しかし、この案件も高圧でパワコンを格納している箱(エンクロージャー)に遮熱材を塗って温度を下げてエアコンを省エネするという事例での紹介でした。
低圧ではなかなか同じようなことはできないので、難しいです。

③太陽光パネルの洗浄
3つ目は唯一低圧でも対応できる内容です。
太陽光パネルの汚れを落とすことで発電量を増やすといった内容です。
私がみた記事では、10%~50%改善したというものでした。(50%は近くに工場がある事例で相当汚れていた事例のようですが)

ただし、これもかなり懐疑的です。
以下の記事でも書いたとおり、私はパネル掃除をしても1週間後にはすぐに汚れてしまい、ほとんど意味がない感じでした。
⇒太陽光パネルの清掃をするのはやめました!
パネルの設置角度が高い場合は一定の効果があるかもしれませんが、20度以下ではほとんど意味がないようです。

高圧やある一定の条件の発電所では効果があると思いますので条件にあっている発電所では是非試してみてください。
他に売電額をアップさせる方法があったら教えてください!