現在ほとんどの方は、北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力の各地域の電力会社に売電していると思います。
電気の小売り事業に誰もが参入できるようになったので売電も新電力会社「別名:特定規模電気事業者(PPS)」を対象にすることが可能になりました。

私も知り合いと共にこの新電力会社への売電を検討してみました。
新電力会社の特徴は各地域の電力会社より高い価格(+1円など)で買取をしてくれるという点です。
新電力会社は高い価格で買い取っても多額の賦課金がもらえるため実質1kWあたり10円以下程度で購入することが可能になっております。
これを1kWあたり13円~20円で市場で販売して差額を利益として出しているということになっています。
こうのような好条件で電力を買い取ってもらえるおいしい話の裏には大きなリスクがあるのではないかと考える方も多いと思います。
実際に新電力会社を選択することになった際に特別な費用や工事が必要かというとそのようなものは特に必要ありません。
設備はそのままで売電先の申請のみを行うということになります。
そのまま20年間新電力会社で電力を購入し続けてもらえれば何も問題なくより高い値段で買取をしてもらえることになります。
唯一の問題は、20年間購入し続けてもらえるかという点です。
各地域の電力会社であれば法で決まっているので基本的には20年間固定価格で買取をしてもらえます。

しかし、新電力会社の場合は倒産リスクや買取価格の値下げリスクなどがあります。
新電力会社が倒産した場合など各地域の電力会社が20年間の残期間分元の固定価格で買い取ってくれるというのであればリスクはなくなるのですが、このあたりがはっきりしていません。
仲間内との検討結果も+1円分の利益で上記の倒産リスクや買取価格値下げリスクを取るのは割に合わないということになりました。
新電力会社に売電し、もう一度各地域の電力会社に再買取を依頼する際のルールが明確になったら再度検討してみたいと思います。
どなたか新電力会社(PPS)に売電している方がいましたら情報お願い致します。