最近野立太陽光発電で盗難被害にあったという話を何件か聞いています。
対策をやり過ぎる必要はないですがある程度の対策は考えた方がよさそうです。
【盗まれる部材】
まず何が盗まれるかというと、パネルももちろんありますが多いのは銅製のケーブル類です。
私が聞いた範囲ではほとんどはケーブルの被害です。
【野立太陽光発電が狙われる理由】
野立太陽光発電が狙われる理由は、場所的なものが主でほとんどの野立太陽光発電は人里離れた場所に設置されているケースが多いからです。
また、盗難されるのは夜が多く、夜は発電していないため遠隔モニターなどで確認している場合でも朝まで気がつかないため気がつかれないで盗難できてしまうという理由からです。
【盗難対策】
①見る
盗難する人たちは見られているということを意識するらしいです。見るということでもっとも有効なのは監視カメラを付けることです。撮られているということをわかるようにすることでかなりの抑止力になると思います。ダミーカメラなどでもいいのではという考え方もありますが、ダミーとわかってしまったら逆効果になる場合もあるので注意が必要です。
②時間をかけさせる
どんなに人里離れた場所でしょ時間が侵入や盗品の運び出しに時間がかかるところをわざわざ狙う人は少ないです。費用対効果にはなると思いますが、フェンスの構造をしっかりすることや必要に応じて有刺鉄線をするなどして侵入しづらくするのも重要な対策の一つになります。
③知らせる
人が侵入したら大きな音や声が出るようにしておくことで周りに知らせることも対策の一つになります。
赤外線センサなどで音を出すシステムなどもあるようなので音を出すことで知らせるという対策も選択肢のひとつになると思います。
④見えるようにする
夜間の盗難が多いので誰かが侵入したらライトがつくようにしておくというのも対策の一つです。
盗難する様子を見られるのは嫌がる傾向にあるのでセンサなどで人を感知したら光る仕組みがあるとよいと思います。
⑤盗難保険に入る
これは基本中の基本ですが、必ず盗難保険に入ることをおすすめします。
盗難されたことによって売電できなかった分も保証される売電保証もつけておくと完璧だと思います。
以上が考えられる対策ですが、全てをやるとなると費用も大きく掛かるので立地と状況を鑑みて必要なものをうまく組み合わせるといいと思います。