蓄電池を活用した後付け過積載でFIT権を最大活用

本日は、蓄電池を活用して後付けで過積載し、高額のFIT権を最大限に活用できるシステムを紹介したいと思います。
条件次第では表面利回り13%以上が可能なシステムのようです。
利回り13%を高いとみるかは別としてどのようなシステムか紹介したいと思います。

まずは以下の図をご覧下さい。

     (出展:http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1702/20/news010.html)

既存の太陽光発電所にPV eXpander 100(PVX100)という蓄電パッケージを接続します。
新たな太陽光発電所を設営すると売電価格は、21円になってしまいますが、このPV eXpander 100(PVX100)を増設するタイプで設置すると売電価格は既存のFIT価格が維持されます。
(ただし以下の記事のようなこともあるので注意は必要です)
⇒増設分の買い取り価格規制検討への記事はこちら

システムとしては以下のようになります。
蓄電池があることにより、パワコン定格電流を超える余剰発電電力が発生しても、蓄電池に蓄電するようになります。
パワコンの定格電流に余裕のある夜間に蓄電した電気をパワコンに流して売電することになります。

これにより大幅な過積載であってもパワコンの能力を24時間で最大限に活用して売電することが可能になるというシステムです。
さらにこのシステムのいいところは、パネルのメーカーや種類や型式などは自由に組み合わせることが可能であるという点です。

パワコンの寿命が短くなるのではないか?などの懸念点などもありますが、既存の発電所のそばに空き地がある場合などは有効なシステムの一つになると思います。

ニプロンという会社が開発したシステムで先日も紹介した「第7回国際スマートグリッドEXPO」でこのシステムを初めて出展するようです。

詳細を確認したいという方は是非「第7回国際スマートグリッドEXPO」に参加してニプロンのブースで詳細を聞いてみてください。
⇒スマートエネルギーWeek 2017開催!の記事はこちら