NAFTA交渉難航!メキシコペソが下がったところで買い増し!
アメリカ、カナダ、メキシコが参加している北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉が昨日再開しました。
7月にはメキシコ大統領選挙、11月には米中間選挙を控えており、早期決着の機運が高まっていますが、交渉は難航しています。
NAFTAの交渉が難航している影響でメキシコペソが大幅に値下がりしております。
今回の下げは一時的な値下がりである可能性が高いと判断したのちょっと早いですが5月分のメキシコペソの積立を実施しました。
(出典:http://knowledge.wharton.upenn.edu/article/naftas-impact-u-s-economy-facts/)
NAFTA交渉の状況
現在のNAFTAの最大の焦点は自動車貿易です。
アメリカは、メキシコに対して自動車工場で働く人の賃金を倍増するように要求をしました。
しかし、メキシコ側は拒絶しており交渉は難航という状況になっております。
賃上げ要求???という方もいると思うのでもう少し詳しく解説します。
日本をはじめとする自動車メーカーは、安い人件費で車を製造することができるメキシコに工場を作って、陸続きのアメリカに輸出しています。
アメリカはメキシコで車を製造するのを阻止するために賃上げを要求してメキシコに工場を作るメリットをなくそうとしているのです。
当然メキシコ側は簡単にこれを認めるわけにはいかないので交渉が難航しているということになっています。
個人的な見解では時期はわかりませんが、どこかで交渉は成立すると考えております。
その理由は、カナダやメキシコはもちろんですが、アメリカ側にもこのNAFTAのメリットが結構あるので3ヵ国ともできれば早く決着をつけたいと考えているからです。
アメリカ側から見ても輸出の34%をカナダとメキシコが占めているので関税が掛からないことによるメリットはかなり大きいはずです。
今よりさらにアメリカの産業が有利になるように駆け引きをしている状態ですが、どこかで決着をつけるしかなくなると予想しています。
メキシコペソが大きく下がったので買い増し
メキシコペソのチャートです。
ここ数日で大きく値下がりしているのがわかると思います。これはNAFTAの交渉が難航しそうということが要因です。
(アメリカが利上げでドルが強くなりその他の通貨が全般的に弱くなっているという要因もあります)
大幅にメキシコペソが値下がりしたのでちょっと早いですが、5月の積立分を購入しました。
しかも昨日、今日で1万メキシコペソずつ購入したので、これで合計10万円メキシコペソ保有となっております。
NAFTAの交渉に進展が見られれば一気に元の水準に戻る可能性も十分にあると思っています。
私が利用しているFXプライムbyGMOだと、1万メキシコペソ当たり15円/日のスワップをゲットすることができます。
10万円メキシコペソ保有なので毎日150円のスワップポイントがもらえることになります。
(1年このまま保有すれば54,750円のスワップを得ることができます。)
トルコリラはマイナス要因が複数重なっており値上がり傾向に反転するのには時間が掛かると思いますが、メキシコペソはNAFTA要因がほとんどでNAFTAの交渉さえ進展すれば反転に転じる可能性は十分あると思っております。
よって、値下がりしたところで少しずつ買い増ししておくという感じがちょうどいいかなぁと思っております。