南アフリカランド円のスワップサヤ取りでノーリスク投資を実現!

先日記事を書いた「時間が掛からない予想しない大きく損失を出さないで利益が出せる投資」の第一弾です。

利回りは6%ちょっとですが、ほぼノーリスクで毎日相場をチャックする必要もない投資手法になります。
特に難しい手法ではないので今回の記事を読んでいただければ誰でも理解できると思います。

スワップポイントサヤ取りとは?

今回紹介するほぼノーリスクの投資手法はサヤ取りというものを使った投資になります。
まずは、スワップポイントのサヤ取りとは?から説明したいと思います。

トルコリラやメキシコペソで出来るだけ高スワップのFX会社を利用した方がよいということはこのサイトでも何度も記載してきました。
これはFX会社によって大きなスワップポイント差があるからです。

スワップポイントのサヤ取りとはこのスワップポイント差を利用して利益を出す手法になります。
もう少し具体的に説明すると、買いスワップポイントと売りスワップポイントの差を利用して、高スワップのFX会社で外貨を買って、低スワップポイントのFX会社で外貨を売ることでスワップポイントの差額分で利益を出していくことになります。

スワップポイントサヤ取りの特徴

スワップポイントサヤ取りの具体的なやり方は以下になります。

・同じ数量の同じ通貨ペアを別々のFX会社で「買い」と「売り」で保有する(両建てする)

これだけです。めちゃくちゃ簡単です。
このスワップポイントサヤ取りの最大の特徴は、買いと売りを同量保有しているので”為替変動によるリスクが全くない”ということです。

為替変動のリスクがないので長期保有して、スワップポイントを確実に得ていくことが可能になります。
売りと買いとスワップポイントの差分だけを得ていくことになるので買いだけを保有するより得ることができるスワップポイントは少なくなります。

しかし、買いだけの場合は為替変動リスク(値下がり)リスクがあるのでレバレッジを3倍程度にするしかなかったのですが、このスワップポイントサヤ取りでは為替変動リスクが全くないのでレバレッジ10倍でも問題ありません。

よって、利回りは6%~10%で運用することも可能になり、リスクに対するリターンで考えるとだいぶ有利な投資にすることが可能です。

スワップポイントサヤ取り投資に南アフリカランドを選んだ理由


今回は私はこのスワップポイントサヤ取り投資に南アフリカランドを採用しました。
トルコリラやメキシコペソの方が高スワップなんだからそっちの方がいいんじゃないの?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、このサヤ取り手法の場合はスワップの額ではなく、買いスワップと売りスワップの差が大きい方が有利になります。

トルコリラやメキシコペソはまだまだ扱っているFX会社も少なく、買いと売りで大きなスワップ差がありません。
米ドル、豪ドル、NZドルなども検討しましたが、そもそも金利が南アフリカほど大きくないのでスワップ差も大きくありません。

過去のスワップポイントを調べた結果、最もスワップ差が大きいのが南アフリカランドだったので南アフリカランドでスワップポイントサヤ取り投資を実行してみることにしたという背景です。

南アフリカランドスワップポイントサヤ取りに最適なFX会社

スワップポイントサヤ取り投資で最も重要ななのがFX会社選びです。
スワップポイントは変動するので目先のスワップではなく過去のデータも検証してどれくらい安定しているかを見極める必要があります。

まず「売り」のFX会社ですが、これはDMM FXの一択です。
基本的に売りのスワップポイントは買いのスワップポイントより高い額になるのですが、DMM FXは買いと売りが同額で圧倒的に支払うスワップポイントが安いです。

2018年5月現在は、10万ランド円を売りで1日保有した場合-130円/日となります。(毎日130円の支払いということになります。)
DMM FXは初心者向け

続いて「買い」のFX会社ですが、現状はGMOクリック証券が最もスワップポイントが高いです。

ちょっとわかりづらいのですが、GMOクリック証券にはFXネオという口座とくりっく365という口座があり、どちらも4月末の時点では10万ランド円を買いで保有すると大体170円~180円/日となっております。(毎日170円~180円もらえるということになります)
(FXネオとくりっく365は一応別口座ですが、口座開設はGMOクリック証券の口座開設で両方開設することが可能です)

瞬間的にはFXネオの方がスワップポイントが高いこともありますが、過去5年のスワップポイントの安定度でいうとくりっく365の方が高スワップになっております。
GMOクリック証券

南アフリカランドスワップポイントサヤ取り投資の過去の実績

10万ランド円を「買い:GMOクリック証券くりっく365」「売り:DMM FX」で保有し続けた場合の過去データを検証してみました。

『2014年』
   買い   売り  スワップ差
1月 +3539円 -2800円 +739円
2月 +3440円 -2660円 +780円
3月 +3829円 -2620円 +1209円
4月 +4888円 -3500円 +1388円
5月 +3815円 -2700円 +1115円
6月 +4072円 -2900円 +1172円
7月 +4903円 -3300円 +1603円
8月 +4025円 -2900円 +1125円
9月 +4297円 -2840円 +1457円
10月 +4725円 -3060円 +1665円
11月 +4088円 -2870円 +1218円
12月 +4743円 -3970円 +773円
合計 +50364円 -36120円 +14244円

『2015年』
   買い   売り  スワップ差
1月 +4148円 -3040円 +1108円
2月 +4385円 -2800円 +1585円
3月 +5293円 -3000円 +2293円
4月 +4778円 -3400円 +1378円
5月 +4030円 -2660円 +1370円
6月 +4993円 -3300円 +1693円
7月 +5306円 -3790円 +1516円
8月 +4517円 -3450円 +1067円
9月 +4738円 -3060円 +1678円
10月 +4544円 -3330円 +1214円
11月 +3936円 -2800円 +1136円
12月 +4299円 -3330円 +969円
合計 +54967円 -37930円 +17037円

『2016年』
   買い   売り  スワップ差
1月 +3557円 -2520円 +1037円
2月 +4050円 -3190円 +860円
3月 +5013円 -3180円 +1833円
4月 +5304円 -3710円 +1594円
5月 +3647円 -3060円 +587円
6月 +4741円 -3630円 +1111円
7月 +4660円 -3540円 +1120円
8月 +4960円 -5170円 -210円
9月 +4431円 -3840円 +591円
10月 +4565円 -3960円 +875円
11月 +5008円 -4210円 +798円
12月 +5774円 -4940円 +834円
合計 +55710円 -44680円 +11030円

『2017年』
   買い   売り  スワップ差
1月 +4564円 -3160円 +1404円
2月 +4326円 -3070円 +1256円
3月 +5359円 -5450円 -91円
4月 +5183円 -5030円 +153円
5月 +4812円 -2790円 +2022円
6月 +5213円 -4110円 +1103円
7月 +4909円 -5040円 -131円
8月 +5411円 -5120円 +291円
9月 +4815円 -4060円 +755円
10月 +5407円 -4000円 +1407円
11月 +4392円 -3440円 +952円
12月 +5835円 -3200円 +2635円
合計 +60226円 -48470円 +11756円

『2018年』
   買い   売り  スワップ差
1月 +5615円 -4090円 +1525円
2月 +4908円 -5320円 -412円
3月 +5221円 -5040円 +181円
4月 +5631円 -4290円 +1341円

2014年~2017年は証拠金を「買い:10万円」「売り:10万円」入金していたとしても利回り5.5%~8.1%という計算になります。
レバレッジ10倍で運用していれば全ての年で利回り6%は超えています

スワップポイントサヤ取り投資のリスク(注意点)

ここまで説明してきた通り、スワップポイントサヤ取り投資はほとんどノーリスクで利回り6%の成果を出すことが可能です。
毎日チェックする必要もなくほったらかしでもほとんど問題はありませんが、以下の3点だけ注意するようにしてください。

・出来る限り長期で運用する
・ロスカットにならないように注意する
・スワップポイントの大きな変動がないかをチェックする

一つずつ解説します。
まず、出来る限り長期で運用するというのは、最初はスプレッド(手数料)が掛かるので必ず多少マイナスの状態でスタートします。
何度も売ったり買ったりしてしまうと毎回このスプレッドが掛かってしまうことになりなかなか利益がでなくなってしまうので、一度運用を開始したら基本的には長期でほったらかしにしておくことをおすすめします。

次に、ロスカットにならないようにするというのは、ロスカットになったとしてもすぐに反対側も決済すれば大きな損失になることはありません。しかしロスカットになってしまって気が付かないまま残った方だけ反対方向に動いてしまうとその時だけは損失になってしまいます。出来る限り長期で運用をするためにもロスカットになりそうになったら資金の移動をしてロスカットを防ぐようにしてください。
(レバレッジ10倍だと意外と余裕はあるのでそんなに簡単にはロスカットにはなりませんが)

最後に、スワップポイントの大きな変動がないかというのは、「買い」「売り」のスワップが買いの方が大きくないと利益ができない手法なので、運用してるFX会社のスワップポイントの推移だけはチェックするようにしてください。ただ、上記の過去の推移を見ていただければわかるように、月単位では「売り」のスワップの方が大きくなってスワップ差がマイナスになることも結構あります。
1ヶ月という短期スパンで判断するのでなく3ヶ月くらいのスパンで見て完全に傾向が変わってしまったという場合だけFX会社を変更するようにしてください。

実際に南アフリカランドスワップポイントサヤ取り投資を開始してみた

1ヶ月くらいかけて過去のデータの検証をしており、過去数年安定して利益が出ているということがわかったので、自分自身でも実際に投資を開始しました。

「買い」はGMOクリック証券で「売り」はDMM FXでまずは10万ランドからスタートしています。

『GMOクリック証券』

『DMM FX』

そんなに大きな額ではありませんが、確実に利回り6%を稼げる手法を確立できるというのはかなりすごいことだと思っています。(まずはそれぞれの口座に10万円ずつ入金して、10万ランドの買いと売りを行っております。)
確実に稼げることがわかれば投資額をあげていくことも可能ですし、複利で数年かけて資産を拡大していくことも可能です。

まずはお小遣い程度を稼ぎたいという場合もかなり有効な手法になると考えております。
GMOクリック証券

DMM FX